NBIシステムとは

NBI内視鏡システムを導入しました。

 

NBIとはNarrow Band Imaging(狭帯域光観察)とよばれるもので、オリンパス社が開発したごく小さな早期がんを発見する新しいシステムです。当院でも2010年より導入しております。

NBIは内視鏡で血液に強く吸収される特殊な狭い波長の光(415nmと540nm)のみを照射し、消化管粘膜を観察します。毛細血管が豊富な早期がんのごく小さな粘膜でも感度良く見つけることができる画期的なシステムです。

特に、平坦な早期がんの多い食道では、従来色素内視鏡といって、ヨードを食道に吹き付け染色し観察する方法が行われていましたが、大変時間もかかり、苦痛も多く一般診療では困難とされていました。この方法では内視鏡のスイッチ一つでヨードを用いることもなく簡便に色素内視鏡と同じような検査が可能となりました。食道以外も、胃や大腸でもNBI観察は大変有効です。

大腸のポリープ 左が通常観察 中央が従来の色素観察、右がNBI観察です


   


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